人の生命にも関わる仕事だからどんなときでもミスなく、ベストな状態を維持
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救急医療業務の実作業としては、医療搬送車に積載されたさまざまな医療資器材の維持管理がメインです。医療資器材とは、担架や毛布、点滴セットや消毒剤などの医療用具、トリアージに関する用具など多岐にわたります。なかには更新する必要があるもの、消費期限があるものも含まれており、いつ、どのタイミングで有事が起きても使いこなせるよう、しっかりチェックしています。地道な作業ではありますが、ミスは絶対に許されないのがこの仕事。常にベストな状態を維持し続けることが、消防・救急医療業務にとって重要です。人の生命にも関わることですから、「当たり前のことが普通に対応できる」を信念に、業務に携わっています。
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3.11で学んだ空港救急医療業務の役割
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このような有事の際に、空港は自治体と協力していつでも柔軟に対応することが求められています。そして航空保安協会では、羽田のほか伊丹や福岡でも受け入れ態勢を整えていました。
被災現場が混乱していたこともあり、羽田へ運ばれてくる患者が何人なのか、いつ来るのかといった情報が刻々と変わっていきます。実際に到着した負傷者の数が、最初の連絡とは違ったことも多々ありました。そうしたなかで、常にベストな状態で待っていなければならない。運ばれてきた負傷者をケアしなければならない。あのとき私自身、3日ほど帰れなかったです。 実際の事故現場を知る職員が少ないなか、このような経験できたとことは、この先に起きるかもしれない万が一の事態にも生かせると思いますし、自分にとっても大きな財産となる出来事でしたね。